どちらが経済的? 「浄水器とボトルウォーター」
2022.08.02

 

浄水器とボトルウォーター、どちらが経済的なのか?

それぞれのメリットとデメリットについて書きました。

 


 

価格目安

ボトルウォーター(19L)

 

 

価格:30,000VND~70,000VND (1Lあたり1,600VND~3,500VND)

※ウォーターサーバー設置費用(温冷水)や電気代は含まず

 

 

 

据置型浄水器 Meisui Nomot(3,000L)

 

 

Meisui_Nomot_Catalog_JP

 

1年目(本体+初回フィルター):6,800,000VND (1Lあたり2,266VND)

2年目(交換用フィルター):2,200,000VND (1Lあたり733VND)

 

 

計算上、初年度は浄水器本体の購入費用がかかるため、メーカーにもよってですがボトルウォーターの方が経済的。

2年目以降は浄水器の方が安くなる傾向があります。

長く使用されることを想定されるのなら浄水器に分があります。

※浄水器の使用可能容量(フィルター寿命)は水質や使用状況によって変動します。目安としてお考えください。

 


 

メリットとデメリット

 

①ボトルウォーターの安全性は製造元次第

 

市場には有名・無名のブランドの飲料水が数多くあります。

無名の製品は有名ブランド品よりもかなり経済的ではありますが、安全性という側面では注意が必要です。

安全性が低い水によって、腸チフス・コレラ・肝炎・赤痢・その他感染症などが発症されるリスクがあります。

価格を重視するあまりに、健康を損なわないよう注意をしましょう。

 

浄水器もメーカーや機種(ろ過方法)によって除去性能が異なります。

ほとんどのものは塩素除去能力は標準的に備えていますが、

化学物質や濁り、鉄さび、雑菌などの除去がどこまでできるのか、メーカーや販売店に確認をしたうえで選択する必要があります。

 

 

②使用前後のボトルの置き場所

 

使用前後や使用中のボトルの置き場所にも気を遣わなければいけません。

高温となる場所、例えば冷蔵庫や電子レンジの近くなどや直射日光のあたる場所に設置されることによって、

プラスチック容器が溶解し水質を汚染する可能性があります。

また使用後のボトルを回収まで置く場所を確保しなければならず、自宅の限られたスペースを占拠することとなります。

③設置時や移動時の重さ

 

3~4人では、19リットルの水を平均1.5~2週間かけて使用します。

19リットルボトルは重量があるため、特に女性や高齢者には持ち運びや設置に大きな負担がかかります。

業者が自宅まで運ぶ場合でも、サーバーへの設置は基本的に自らおこなうため怪我や疲労のリスクがあります。

 

浄水器も「RO式」などの種類によっては場所をとったり、フィルター交換に手間や作業が必要な場合がありますが、

蛇口直結型浄水器はコンパクトかつフィルター交換も簡単です。

 

 

④ウォーターサーバーは温水冷水を使用できる

 

電気式のウォーターサーバーを使用する場合、熱湯や冷水を手軽に得ることができます。

暑い日の帰宅時にすぐに冷えた水を飲むことができますし、熱湯はカップ麺の調理やコーヒーなどを淹れる際に便利です。

浄水器は水道水から直接水を得るため、基本的には常温となります。

 

 

 

⑤浄水器は環境に依存する

 

水道水は季節・地域・物件によって水質が変化します。

塩素や薬品の濃度の違い、水道管の劣化や屋上タンクのメンテナンス不足なども影響していると言えます。

また、断水や水道管工事の後には茶色く濁った水が出ることもあります。

 

浄水器のフィルター寿命はあくまでも目安であり、水質次第では早期に目詰まりする可能性があります。

どうしてもお住い地域の環境に左右されますので、「計算通りにならないこともある」という点は了承いただく必要があります。

 

 

 


 

まとめ

 

浄水器とボトルウォーター(ウォーターサーバー)のどちらにもメリットとデメリットがあります。

ご自身やご家庭のニーズやライフスタイルに合わせて選択されると良いでしょう。

あまりにも安いボトルウォーターにはご注意ください。

ウォーターサーバーや浄水器は定期的なメンテナンスを実施していただけるメーカーや業者を選択しましょう。

 

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